ダイヤモンドは本当に一番「強い」宝石なの?

ダイヤモンドは地球上の天然の物質では一番硬いといわれていますが、ではダイヤモンドが一番強い宝石と思ってもいいのでしょうか?

実は、ダイヤモンドが一番硬い宝石であるのは間違いないのですが、1番強いというのは、ちょっと語弊があるんですよ。
どういうことかというと、「強さ」を表す指標にはいくつかの種類があって、その種類によってはそんなに高い数値ではないんです。

まずはダイヤモンドが一番硬いといわれている理由なんですが、モース硬度やヌープ硬度で飛び抜けて高い数値が出るからなんです。

モース硬度というのは「摩擦やひっかき傷に対する強さ」を表すもので、ダイヤモンドは最高の数値である10が出ているそうです。
ちなみにダイヤモンドの次に硬い宝石であるサファイアは9です。

また、ヌープ硬度とは押し込む力による耐性を表すものですが、このヌープ硬度も7000-8500の高い数値を示しています。
ちなみにサファイアは1600-2000だそうですから、ダイヤモンドの数値だけ飛び抜けて高いことがわかりますね。

でも、硬度を表す指標にはほかに靱性(じんせい)というものがあります。これは欠けや割れに対する耐久性を表すもので、粘りとも表現されるのですが、実はこの靱性が7.5と低いのです。
7.5という数字がどのくらいのものかというと、水晶やアクアマリンと同じ数値です。

ちなみにサファイアは8。
一般的に硬くない弱い宝石と思われている翡翠も8で、ダイヤモンドよりも上の数値なんです。なんだか意外ですよね。

またダイヤモンドには劈開性(へきかいせい)という性質があります。
これは、ある一定方向に割れやすい性質のことで、特にダイヤモンドの内部に内包物や亀裂などがある場合、そこに強い力を加えた瞬間パカっと割れてしまうこともあるんですよ。

ここまで読むと「えー、じゃあダイヤモンドって弱い石なのでは?」と思われたかもしれませんね。

でも実際のところ、日常生活の中でダイヤモンドが割れることはまずありません。
モース硬度やヌープ硬度は飛び抜けて高い数値であることは変わりませんから、確かにダイヤモンドは1番硬い石なのです。

ただ、ダイヤモンドが絶対に割れたりしない「強い」石なのかというと、そうではないということなんですね。

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